自然と歳月が織りなす美しい
玉華9景
「玉華9景」は、米院面達川川沿いにある9つの景勝地で、第1景: 青石窟、第2景: 龍沼、第3景: 天鏡台、第4景: 玉華台、第5景: 錦峰、第6景: 錦寛の森、第7景:カマソプル、第8景: 神仙峰、第9景: 博大沼からなる。自然と歳月が織りなす美しい風景を、一つ一つその意味を考えながら見ると、いつの間にか自然と一体となった自分を感じる。
旧石器時代の遺物である礫器、凸刃、削器が発見された、先人の生活跡が そのまま保存されている洞窟で、真夏でも洞内には冷気が漂う。この洞窟から 龍が出てきたという伝説も伝えられている。洞窟の外は絶壁になっており、 ロッククライミングの選手たちが多く訪れる。
位置 : 米院面雲岩里 清州-報恩間国道19号線沿い
達川川で最も水深が深いところで、上から見下ろしても底が見えないため、 怖気づいてしまいそうな所である。昔、ここの龍沼には龍が住んでおり、 ある日、龍が昇天していたところを通りがかった女性が目にしたため、 霊験が不浄に触れた龍はそのまま空から落ち、大蛇になったという伝説が伝えられている。
位置 : 米院面玉華里 国道19号線から錦寬里方面に2km
ここは、 垂直に切り立つ断崖絶壁と澄んだ水に写る月明かりが、まるで空を 映している鏡のようであるということから「天鏡台」という名前が付けられた。 山水が美しく、各地から避暑客が多く集まるところである。
位置 : 米院面玉華里 国道19号線から錦寬里方面に2.5km
天鏡台から約300m下流部に位置している。朝鮮時代のソンビ(士人)であるソゲ・イ・ギュソ などの儒学者たちによって、清明な秋月のような“秋月亭”、世の中の全ての 景色が見られる“万景亭”、心を清める“清心亭”などの東屋が建てられ、 後学が養成された所である。玉華里の小川のほとりの絶壁の上に位置する、 生い茂る古木の小山である玉華台は、野に玉の如く落ちているということから 「玉花台」という名前が付けられ、志操ある士人たちが大切にしていた場所として 、玉華9景の中でも特に景色が素晴らしいことで有名である。
位置 : 米院面玉華里 国道19号線から錦寬里方面に2.5km
「錦峰」は、錦のような峰という意味を持つ美しい森で、樹木で生い茂る小山を 澄んだ小川が巡り流れて白い砂浜を形成しているために、子ども連れ、 ファミリー向けの避暑地として最適である。
位置 : 米院面月龍里 国道19号線から錦寬里方面に4km
米院面錦寬里にある2400坪余りの森。樹木が鬱蒼と生い茂っているために 夏にも陽光が差し込まず、すぐ横には小川が流れている。水飲み場や遊園地などの 便宜施設も整えられているため、学生たちのキャンプ場、 ファミリー向けの避暑地として注目されている。
位置 : 米院面錦寬里 国道19号線から錦寬里方面に6km
絶壁の下に位置する「カマソプル」は、名前の由来にもなっている哀切ない伝説で 有名な所である。その伝説とは、昔々、結婚して間もない新郎と新婦が ここを通ったいたところ、新婦が乗っていた駕籠が川に落ち、新婦が死んでしまう。 これを悲しみ嘆いた新郎は、新婦の後を追って水の中に飛び込んだ。という伝説である。
位置 : 米院面漁岩里 国道19号線から錦寬里方面に7km
写真は、桂院里方面から望む景色で、昔、海抜630mのこの峰で神仙が戯れていたという ことから、「神仙峰」と呼ばれている。大きな岩からなる渓谷があり、岩の間を流れる 水の音が、ここを訪れた全ての人を神仙にしてしまいそうな所である。
位置 : 米院面桂院里 国道19号線から錦寬里方面に8km
屏風の如く取り囲む青石と深い池があることから「博大沼 」と呼ばれ、達川川最後の 絶景である。神仙峰から北西に約1km離れた米院面漁岩里に位置している。
位置 : 米院面漁岩里 国道19号線から錦寬里方面に9km
清州 IC → 並木道(1.2km) → 3循環路(11.1km) → 丹斎路(19.1km) → 到着